こんなに夢中です。
昨日、私は日帰りで東京に行っていました。
仕事ではなく、私の今一番心ときめき熱くなれるものを観にです。
井上雄彦『最後のマンガ展』

先月末より上野の森美術館で開催されています。


私が、初めて『バガボンド』を手にしたのが
5月初頭、お客さんが貸してあげてた漫画のお返しにと持って来てくれました。
いろんな所から情報は入って来たものの、手にする事の無かった井上雄彦の漫画。
読みはじめると、ぐいぐいと引き込まれ13巻を一晩で読み上げました。
それからというもの、来る日も来る日もページをめくらない日は無いという程に、
私は『バガボンド』の世界に引き込まれてゆき
取り憑かれた様に、読むふけりました。

武蔵をはじめとし、魅力的な登場人物、
剣の道を究めていく中で、人として成長してゆく姿。
剣を交える事でしか解りあえない、剣の道でしか生きてゆけない男の性。
高みを目指す故の孤独。
孤独の中にも存在する人の優しさや温かさ。
『バガボンド』には、私の憧れる全てがあるのかもしれないです。

『バガボンド』への賞賛は、やがて井上雄彦その人にまで及びました。
(外見的にも、好きなタイプの人なんですが。。)
そしてNHKニュースで展覧会の様子を観、
『BRUTS緊急特集井上雄彦』で
東京に行きは、決定的になりました。




平日、仕事を休んでいざ東京へ!!



腹ごしらえをして1時に美術館到着、まず長蛇の列に驚く。
平日だというのに、本当に凄い。。。。。。
約1時間ごようやく入場です。。


行く予定の方がいらっしゃると良くないので、展示の詳細は書きませんが。
どう来るかと期待に胸を膨らませ。。。

絵のパワーに圧倒されスタートした展示は、
やがてそのストーリー展開に吸い込まれてゆきました。
圧倒的な絵の力は、言うまでもないのですが。。。。
なんて表情を描くんでしょうね、本当に。
愛に溢れた展開に涙する場面も多く、何度も涙がこぼれました。
剣の道を究めるがために生き、その過程で通り過ぎていった人たち。
井上雄彦という人が、いかに愛を持って武蔵に接しているのか、
情愛に満ちていました。
何度も何度も、戻っては見直し。。。
心残りが無いように。

展覧会を観終わって、私は胸がいっぱいで
何処に行くでもなく大阪に帰ってきました。
他のものをみて刻み込む心の隙間も無いから。。。。。


私は、人生の目標は魂の成長にあると、近頃考える様になっていました。
その為に存在するのが、仕事であり、恋愛であり、結婚、子育て
ひとそれぞれに違いがあっても、いかにしてそれに取り組み
乗り越えてゆくかが肝心なんだと。
魂の成長なんてことを言うと大袈裟なのかもしれないけれど
私にとっては、そこに辿り着く為に、この仕事が存在するのだろうと思います。

井上雄彦、この人はとうに先の先を歩いていて
それでいて更なる高みを目指し、これからも素晴らしい仕事をし
多くの人を先導していく人なのではないかと思う。
この人の仕事には、たくさんの愛がありました。優しさも。。。。。
だからこんなにも共感し感動してしまうのだと思います。
『一番好きなことを仕事にできたから投げ出さずに頑張れる』
彼が言うと、凄くリアルに感じられるひと言です。

大変な事は数多くあっても、好きな仕事を生業として生きているという
幸せな状況にある私であるけれど、さらなる第一歩を踏み出す為に、
自分の信じる物に精一杯向き合って生きてゆきたいな〜と思いました。

同じ時代に生き、この時期にこの展覧会を観る機会に恵まれた事に
感謝しなくてはなりません。






観終わって出てくると、長蛇の列は何倍にもふくれあがっていました。
武蔵の顔にも、夕刻の日木漏れ日がさす。




展覧会は7/6まで。
観に行くチャンスのある方は、是非!!
こんなの充実感を感じた一日は、久しぶりでした。


2008/06/26 02:56 | Comments(0) | TrackBack(0) | 休日

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